2013年6月28日金曜日

考察

最近、うちうちで騒がれている話。
今週とあるBS放送でゲイアプリの特集がされるのだとか。
結局、番組内容が変わって放送されなくなったらしいのだが。

放送内容が変わるまでは、みなさん騒がれていてね。
棲み分けしろ、放っておいてくれなどなど。

ある側面から眺めると、ゲイの人たちの言う通り、
棲み分けいるのだから放っておいてくれ、という主張は通る。

ゲイの人たち用のアプリの特集を一般(ノンケ)が知る必要はなく、
興味で場を荒らされたくないと思うのは当然だ。
もちろん会社務め、社会的にゲイだとばれたくないと思う人もいる。

ただ、結局日本のゲイの人たちは認知や権利を欲していないのだと感じる。

諸外国ではゲイというだけで、暴力、殺害、迫害などされて、
生きるために権利を勝ち取っていると聞く。

そのためにゲイパレードなど行われていると、
そうして自分達の立場を確立したり、同性婚などの権利を得てきた。

すべては生きるため、社会的立場を得るために。

日本ではそういうところまで行っていない。
誰かがやってくれるだろう、誰かが変えてくれるだろう、
ゲイが認められる社会になってほしい、などなど。

すべて人任せ。
自分が動いて日本のゲイの住みよい社会にしたいなんて考えていない。

もちろん僕もその一人なわけだ。
だから逆にゲイパレードやゲイと知らしめるイベントには参加しないようにしている。

ただ、ゲイだからといって恥ずかしい生き方はしていない。
ゲイだとばらすことはしない、もちろん家族、親せきにも言っていない。
おそらく母、姉ともに、僕がゲイであることは気づいていると思う。

ただ聞かれるまでは今のままでいいと思う。
聞かれたら胸を張って答えるよ『ゲイだよ』と。

このブログでも何回か書いているいけど、
日本のゲイの人たちのイベント、音楽の発表会、など、
割とゲイの人たちだけに開放するものが多いのだけれど。
こういうのこそ一般に開放すればいいと思う。

おそらく一般の人の見方は絶対変わってくると思う。
ゲイに権利を!というならば、自分たちの活動をもっと知ってもらったらいいと思う。

自分たちの活動を広められないのはやましいからなのでは?と思ってしまう。

確かに今回、その放送で取り上げられる内容は、
一般における出会い系アプリの紹介をするようなもので、
うしろめたい内容であるのは確かなのだろが・・・。
それは一般においても同じだろう。

お客様と話をしていると一般でもセフレ募集や援助交際などのサイトは山ほどあるらしい。
逆にそちらにスポットをあてても良かったのだと思う。

先人たちが切り開いてくれた日本におけるゲイという立場。
テレビでは結局ゲテモノとしてしかスポットをあてない。

それを変えるのは誰かではなく自分なんだろうと思う。

もちろん、僕は個人経営で家族もおおらかな人たちだから、
ゲイだとばれても問題はない。

そういうわけにはいかない人たちが多くいるので、
声を大にして叫ぶ内容でもない。
というわけで、今回はこんなもので・・・。

ただ、自分たちのことを考えるいい機会になればいいと思う。
権利を叫ぶなら、もっと自分たちを知ってもらおうよ・・・。

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